Remote Control:実行環境ではなく、アクセス方式
スマートフォンで操作していても、コードが動くのは元のマシンです。これはVPSや常時起動マシン上のClaude Codeにも組み合わせられます。「外から操作できる」と「元のPCを止められる」を分けて考えましょう。
公式の要件はPro / Max / Team / Enterpriseのclaude.ai認証です。APIキーや一部のprovider・gateway構成では利用できず、Team / Enterpriseでは管理者による有効化が必要です。
公式資料:Remote Control
常時起動マシン・VPS:残したいのは何か
会話履歴を再開できれば十分なのか、同じディスク、DB、補助プロセスも維持したいのかを確認してください。自宅の別PCで満たせるなら、新しいサーバーを借りる必要はありません。自宅で維持できず、自分で容量や環境を管理したい場合にVPSが候補になります。
SSHを切っても実行を残すには、tmux等やbackground sessionを使う構成が必要です。再起動への備えやバックアップは別途必要で、VPSでも継続や成功が保証されるわけではありません。
公式資料:Remote Control / Agent view / background sessions
Official Cloud:環境を再現できるタスクを任せる
明確な修正やテストなど、独立して任せられる作業に向きます。手元のMCP・ツール・ネットワークがそのまま使えるとは限らないため、Cloud側で必要な依存環境を用意できるか確認します。Dockerも使えますが、容量やネットワークの制約があります。
GitHubのcloneが標準経路です。ローカルgitリポジトリをbundleとして送る経路もありますが、対象ファイルやサイズ、結果をremoteへ戻す方法に制約があります。現在のCLI会話をそのままCloudへ移せるとは考えないでください。
公式DocsではPro / Max / Teamと、Enterpriseのpremium / Chat + Claude Code seatが対象とされています。Enterpriseの新しいseat表記との対応は本Guideでは未確定です。組織の利用資格とCloud有効化状況を確認してください。
会話の復元は、同じVMや実行中プロセスの永久保持ではありません。最大実行時間や全ファイルの保証保存期間は、本Guideでは確認できていません。
公式資料:Claude Code in the cloud / Cloud environments
定期実行と、24時間動くサーバーも別
夜間に繰り返すタスクなら、公式CloudのRoutinesも候補です。定期・API・GitHubイベントをきっかけに実行できますが、research previewで、usageや実行回数の制限があります。単一のサーバープロセスをずっと維持する方式とは異なります。
どの方式でも、電源以外に権限、認証、利用上限、質問待ちを確認してください。特にRoutinesは自律実行を前提とするため、接続先と許可する操作を必要な範囲に絞り、成果を確認する流れを用意します。
公式資料:Routines / Permissions