Selparo · 運用判断ガイド
AIの定期実行が失敗したら? 無人運用の停止・再開チェックリスト
毎朝の集計が届かない。そこで「もう一度全部実行」すると、保存や送信だけ二重になることがあります。先に確認するのは、どこまで終わったか。実行場所を変える前に、停止と再開の条件を一枚にします。
公式情報確認日:。
まず、四つの状態を分ける
| 見えている状態 | 最初に確認する証拠 | 次の判断 |
|---|---|---|
| 開始記録がない | 予定時刻・タイムゾーン・実行機の稼働 | 未起動を切り分ける。成功・失敗の推測で埋めない。 |
| 入力取得で止まった | 対象の版・更新時刻・権限エラー | 入力や認証を直す。空の集計を完成扱いしない。 |
| 保存後、通知前に止まった | 成果物の存在・対象期間・送信履歴 | 保存済みなら全体を再実行せず、通知工程を確認する。 |
| 処理中か失敗か分からない | 最後の記録・稼働中の実行・保存先 | 状態不明として保留。重ねて起動しない。 |
終了コードや「完了」という文だけでは、業務の成果が正しいかは分かりません。逆に、通知が届かなくても成果物は保存済みかもしれません。
一回の実行に残す、最小の記録
次の項目を既存のログや管理表に残します。個人情報やアクセストークンは記録しません。記録先への書き込み自体が失敗した場合も、状態不明として止めます。
仕事名 / 対象期間:日次集計 / 2026-10-02 実行ID:同じ試行を識別できる値 入力:ファイル識別子・更新時刻・対象行数 開始 / 最後に確認できた時刻:タイムゾーン付き 最後に成功した工程:取得 / 集計 / 保存 / 通知 成果物:保存先・対象期間・確認結果 外部操作:未実施 / 成功確認 / 状態不明 停止理由と次の担当:何を確かめたら再開できるか
これは記入用の設計例です。ログが自動で作成される機能や監視サービスをSelparoが提供するものではありません。
想定例:集計は保存できたが、通知が失敗した
架空の例です。毎朝9時に前日のCSVを集計し、新しい日付別ファイルに保存してから担当者へ知らせる仕事を考えます。保存まで成功した後で通知処理がタイムアウトしました。
- 元の実行がまだ動いていないか確認する。
- 保存済みファイルが、今回の対象期間・入力に対応するか検証する。
- 通知先の履歴を調べ、既に届いていないか確認する。履歴を確認できなければ送信済みかはUNKNOWN。
- 未送信と確認でき、再送が許可された場合だけ通知工程を再開する。判断できなければ人に引き継ぐ。
同じ対象期間を表すキーは重複検知に役立ちますが、キーを付けただけで二重処理は防げません。保存先が重複を拒否するか、同時実行でも同じチェックが効くかは別に確認します。
無人にする前の四つの試験
- 入力が存在しない:完成品を出さず、欠測と理由を記録できるか。
- 保存先に書けない:元データを壊さず、失敗箇所を残せるか。
- 保存後に通知が失敗:同じ成果物を増やさず、送信状況を確認できるか。
- 二回起動:同じ対象期間の二重更新を止めるか、検出できるか。
本番への送信や書き込みではなく、ダミー入力と試験用保存先で試します。権限エラーを再試行だけで直そうとせず、必要な権限を限定して確認します。再試行の回数・総時間・追加費用の上限も先に決めます。
実行場所を変えるべき失敗か?
PC停止による未起動が原因なら、稼働時間や実行場所が論点になります。入力の欠落、保存済みか不明な更新、承認待ちは、VPSへ移すだけでは解決しません。
公式資料では、Claude CodeのCloud・Desktop・/loopは実行場所とPC稼働条件が異なります。OpenAIのScheduled tasksも、ローカルファイルが必要なデスクトップ実行ではPCとアプリの稼働が必要と説明しています。機能名だけで常時稼働と判断しないでください。
n8nの通知・エラー処理の設定は公式のエラー処理資料で確認してください。ここでの表は特定ツールの自動復旧を保証するものではなく、運用者が確認する順序です。
よくある判断
通知がない日は、何もしなくてよい?
いいえ。実行そのものが始まらない場合、実行中のエラー通知も出せないことがあります。予定時刻を過ぎても開始記録がないケースを、別の確認経路で検知できるか決めます。
全部自動で再試行した方が早い?
読み取りと外部送信では失敗時の影響が異なります。再実行しても結果が重複しない根拠がない操作は、状態確認を優先します。
Claude Codeに使うなら、実行場所も決める
本文の受入条件を決めた仕事をClaude Codeで進める場合、次は入力に届く場所とPCの稼働時間から実行場所を選べます。
停止と再開を管理できる実行場所を選ぶ診断はClaude Codeの実行場所を選ぶためのものです。容量計算やn8n・Codexの設定は扱いません。VPS結果には広告 / PRがあり、不要なら契約しません。